就労移行支援事業所運営の経緯と目的
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働き盛りの若者の5%程度は働いていないのでは?
学校設立、学校再生をする中で
社会教育による青少年育成活動や、学校教育による青少年育成活動に長年携わる中、不登校、LD、ADHDなどの問題に取り組み、「不登校」の生徒のための学校を設置した経緯がある。
また、学校などの再生コンサルタントとして全国を飛び回る中で、若年者(主に20代から40代)の3%から5%前後の人が、働いていないまたは、社会との積極的な関わりを持っていないのではないかと、多くの教育関係者との話の中から感じ始めました。
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これまでの経験を、働きたい気持ちを持つ人のために
心地よいだけの居場所ではいけない。一般就労を実現する、本来あるべき就労移行支援事業所を
2006年から始まった「就労移行支援事業」について、2012年頃からその存在や国の施策を意識するようになりました。その後全国各地の就労移行支援事業所60箇所ほどを訪ねて実情を把握しました。
「働きたい気持ちを持ちながらも今すぐに願いが叶わない人たちの居場所として、また、話し相手がいる場所として十分に心地よい環境が提供されている。しかし、スタッフと利用者さんの距離感をはじめとし、働きたい気持ちを実現する十分な機能を果たす場とは程遠い。」これが、それら就労移行支援事業所の印象でした。
「本当に必要なのは、単に長くいたいと思う心地よいだけの場所ではない。安心して通える環境でありながら、働くための心と体を維持し、一般就労のための職業訓練ができる新たな就労移行支援事業所を創ることと」強い念を抱くようになりました。
一人でも多くの方々に一般就労を。その方の幸せで社会も豊かに。ティオ船堀・ティオ西葛西を開設
LEC東京リーガルマインド執行役員時代に、資格、職業訓練(委託訓練、基金訓練)などの受託を通して、就労移行支援の最も不足している部分をカバーできると確信しました。
「一人でも多くの方々に利用いただき、一人でも多くの方々に幸せな人生の第一歩として一般就労を果たしていただきたい。同時に福祉サービス受給者をタックスペイヤーへと変換する社会貢献をしたい」そのような目的を持って株式会社クレストパートナーズを設立し、2014年8月、ティオ船堀、ティオ西葛西の運営を始めました。
新たな形として採用したのは、一人ひとり、それぞれの方に個別にあったプログラムによる支援、資格の取得に向かう環境、個別カウンセリングを導入しました。その上で、一般就労を考えるときに必要となるコミュニケーション力向上のため、グループワークや少人数によるプログラム、各種イベント、外部講師を招いての多彩な講義や講演なども希望により選択できる環境を整えました。結果として、コミュニケーション力向上だけでなく、企画力・運営力・プレゼンテーション力などの向上も見られる利用者さんが多く見受けられます。
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働きたい気持ちを実現するための、ティオの取り組み
必要な訓練をじっくりと。でも、できるだけ速やかに。一人ひとりにとって最善で最適な一般就労を
経営的な収入の安定化を優先させるため一般就労の制限をしたり、2年間できる限り長く利用いただくのではなく、就労移行支援事業所の本来目的である「その方にとっての最善、最適、最短での一般就労」を目指すことも大きな特徴とした就労移行支援事業所を目指しています。
同じ方向性や目的を持つ就労移行支援事業所の全国展開を
就労移行支援事業所の本来目的である「その方の最善、最適、最短での一般就労」を目指した就労移行支援事業を運動にするべく2014年12月、一般社団法人 社会福祉支援研究機構を設立し全国の地元で長年の企業経営に実績のある企業を中心に、この趣旨と社会貢献を目的に、同じ方向性と目的を持つ新たな形の就労移行支援事業所を全国展開することとしました。
厚生労働省 就労移行支援担当の係長を講師に招いての研修会も
平成29年には、厚生労働省の就労移行支援担当の係長に講師となって頂き、一般社団法人 社会福祉支援研究機構の研修会を2回実施しました。当然、ティオ船堀、ティオ西葛西、ティオ神保町、ティオ森下のスタッフも出席しています。そこで就労移行支援事業所の現状と問題点、そして展望なども示唆いただき、この運動の全国展開の意義と意味を再確認しました。