脳の休息
2021/05/05
こんにちは、就労移行支援事業所ティオ神保町の柴田です。
みなさんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
緊急事態宣言下のため帰省などもできず、事業所では感染対策の上、ほとんどの方がいつもと変わらず通所されていました。
このまましばらく自粛ムードは続きそうです。
おうち時間が長くなると、テレビやネットを見る時間が増えます。
テレビをザッピングしたり、ネット上のゲームや動画に夢中になっていて気が付けば夕方…という一日もあります。
それはそれでという贅沢な時間で、ワクワクすることもたくさんあり楽しいですよね♪
しかし一方で、本当に小さな子供の頃、テレビもネットも見なかった頃の自分の感覚を思い出してみて下さい。
窓の外の空模様を眺めたり、風の音や家電や家族の立てる音を聞いたり、温めた食べ物のにおいをかいだり…
私自身は今よりずっと、五感豊かに過ごしていたような気がするし、脳はシンプルに五感で得た情報を処理することに使われていたような気がします。
大人になった今、脳は休まずテレビやネット上の膨大な量の情報をより素早く処理することに追われていて、楽しいこともあるけれど、とても疲れています。
考えてみれば、人間がテレビやネット上の情報に対して脳を使うようになったのはごく最近のこと。
人間という生物の本来の脳は、生きるため、身辺の情報収集処理に使われていたはずですよね。
今、五感を開放しボンヤリとしてみると、脳が心地よく休まり、心はシンプルな状態に戻っていくような気がします。
なんとなく頭がスッキリしない日には、こんな脳の休息が必要なのかもしれません。