「不協和音」も大切です
2025/01/21
こんにちは。江東区にある就労移行支援事業所ティオ森下の清水です。
私のいるティオ森下は、日常が利用者さんとスタッフの奏でる音楽のようだと思ったことがあります。
音楽の世界にある「協和音」と「不協和音」。
調べてみると不協和音とは「不協和音はこのままではなんとなく落ち着かず、協和音につなげてホッとしたくなります。次に協和音をおき、響きを安定させます。」と書いてありました。
スタッフと利用者さんはある意味日常で不協和音を奏でていることも多いです。
ですが、このことがただのストレスであり、全く無意味かというとそうではないのです。
先日、社会福祉支援研究機構の機構総会に参加した時に、働くことの意義について学びました。
障害のある方は、自身が自発的に働く意義を見つける事に一生懸命挑戦されている。
サポート側も障害があるからと決めつけず、個々の障害の内容や得意なことを知り、当てはまる仕事を考える挑戦をしている。
双方ともに諦めや先入観というバイアスを掛けずに挑戦し続けることだと認識しました。
お互いの挑戦は時に不協和音を奏でることもあります。
でもそれは、協和音に向けての双方の挑戦の音なのです。
不協和音は、音楽や人生において、曲にメリハリやストーリーを持たせ、表現豊かで感動的な曲に仕上げる効果もあります。
そして協和音につなげていく。ティオにいる私達はそんなオーケストラ集団なのです。
協和音だけではみんな同じ音になってしまう。甘え、過介助の世界です。
それぞれの自立した挑戦がこそが、不協和音を乗り越え就労という最高に協和した一曲を作り上げるのです。
皆様もティオ森下オーケストラの一員になって、ご自身の曲を作り上げていきませんか?
